グラスをそっと傾けると、熟した果実の香りとともに、どこか懐かしい映画のワンシーンのような情景が浮かぶ──。
ナパ・ヴァレーで生まれた「マリリン ワイン」は、ハリウッドのアイコンであるマリリン・モンローの魅力と、カリフォルニアの豊かなテロワールがひとつになった、少し特別なワインです。
この記事では、マリリンワイン誕生の裏側と、実際に現地を訪れた当社の仕入れ担当者が感じた空気、そして私たちがこのワインを皆さまに届けたい理由をお伝えします。
ガレージから始まった「マリリン ワインの物語」
マリリンワインの歴史は、1980年代初頭のナパ・ヴァレー、セントヘレナの小さなガレージから始まります。オーナーであるボブ&ドナ・ホルダー夫妻は、ワイン好きの友人たちとともに、趣味の延長で自家製ワインを造っていました。
1983年のある晩、仲間と一緒に自家製メルローを飲んでいた食卓で、こんな会話が生まれます。
「メルロー(Merlot)って、どこか“マリリン(Marilyn)”に響きが似てるよね。」
この、半分ジョークのような言葉遊びから、「Marilyn Merlot(マリリン・メルロー)」というアイデアが生まれました。
その後、彼らは本格的にワインとしての品質を追求し、1985年に「マリリン・メルロー」として初めて一般発売。限定生産のキュヴェはたちまち話題となり、批評家やコレクター、ワイン愛好家から高く評価されるようになります。

ナパ・ヴァレー/マリリンワインを育てる土地
マリリンワインの多くは、カリフォルニアの銘醸地ナパ・ヴァレーで造られています。現在は、歴史あるワイナリー施設「Napa Wine Company」で醸造が行われており、この建物は19世紀から続くワイン生産の拠点として知られています。
昼夜の寒暖差がはっきりとしたナパ・ヴァレーでは、ブドウはしっかりと熟しつつも上品な酸を保ちやすく、マリリンワインの特徴である「ふくよかな果実味」と「バランスの取れた味わい」を生み出す土台になっています。

仕入れ担当者が「現地で見た風景」
ここからは、実際に現地を訪れた当社仕入れ担当者の視点から、マリリンワインの“裏側”を少しだけご紹介します。
発酵・熟成を経てまろやかな口当たりに
「発酵を終えたワインはオークの樽に移して熟成されます。実際に熟成中のワインと完成品を飲み比べて、こんなにもまろやかで美味しくなることに驚きました。」
オーパスワンと同じ銘醸地/裏付けられた品質
「華やかなラベルに目が行きがちですが、ワインそのものが高品質なナパの葡萄からつくられています。実際の製造現場を見てあらためて確認することが出来ました。」
お客さまを思い浮かべながら選んだボトル
当社が輸入・ご紹介しているマリリンワインは、「本当に美味しいワインを届けたい」という想いでセレクトしています。そのために、現地での試飲と造り手との対話を通して、下記のポイントをひとつずつ確認していきました。
- 空気に触れさせて、味わいや香りが引き立つか
- 食事との相性(和食・洋食・ホームパーティなど)
- ワイン単体でも美味しく飲める代物であるか
「カベルネ・ソーヴィニョンは、果実の豊かな風味とほどよいタンニン(渋み)のバランスが、ワイン単体で美味しく飲める一押しのボトルです。」

どんなシーンで楽しんでほしいか
1. 記念日やバースデーパーティーに
マリリン・モンローの誕生日に合わせてリリースされるヴィンテージもあり、大切な人の誕生日や記念日を祝う1本としてもぴったりです。ラベルとストーリーを一緒に贈ることで、より特別なギフトになります。
2. ワイン好きの友人へのギフトに
ワインとしての実力と、ラベルの話題性、そしてコレクション性。ワイン好きの方へのギフトとして、「開けても楽しい」「飾っても楽しい」、二度おいしい贈り物になります。
3. 映画やドラマを観ながらの「おうちシアター」に
お気に入りの映画を観ながら、ゆっくりと1本を楽しむ夜。マリリンのラベルを眺めながらグラスを傾けると、まるで自分も映画のワンシーンにいるような感覚に。

まとめ - ラベルの先にある「ストーリー」を届けたい
マリリンワインは、言葉遊びから生まれた「マリリン・メルロー」というアイデア、マリリン・モンロー財団公認のラベル、そしてナパ・ヴァレーのテロワールと造り手たちの真摯な姿勢が重なって生まれたワインです。
そのストーリーに共感した私たちが、現地で見て・聞いて・感じたことを、日本のお客さまにバトンのように渡していく──。マリリンワインの1本1本には、その想いが詰まっています。
ぜひ、大切な人との時間や、自分だけの特別な夜のお供として、グラスの中のマリリンと向き合ってみてください。